ハーレー オイル交換の目安と方法

ハーレーのメンテナンス

大型バイクとして知られているハーレーには、エンジンオイル、ミッションオイル、プライマリーオイルという欠かすことのできない3種類のオイルが存在しています。

このうち、一つ目のエンジンオイルとは、エンジンの磨耗を防止するとともに、その冷却、清浄、スラッジの排除、腐食防止などの効果のあるオイルです。
2つ目のミッションオイルとは、トランスミッションギアの磨耗を抑える機能を有するオイルです。そして、3つ目のプライマリーオイルとは、車体左側のエンジンの下あたりにあるプライマリーと呼ばれる部分を制御するオイルで、エンジンが生み出す動力をリヤタイヤに伝える働きを促進するものです。

これらのオイルの交換時期ですが、まず新車の場合には500キロから800キロ程度走行したところで最初の交換を行うことが推奨されています。新車の場合には、車体の金属パーツがスムーズに噛み合っておらず、走っているうちに次第に滑らかになっていくのです。
そのため、最初のうちは摩耗によって金属粉が多く生じやすいため、エンジンも少し高めの頻度で交換するのが良いという訳です。
その際、交換するのはエンジンオイルだけでなく、ミッションオイルやプライマリーオイルも同時に行うとよいでしょう。

最初の交換が終われば、2回目交換は1,500キロ走行時、それ以降は3,000キロごとの走行時で問題ありません。

エンジン

オイル交換する際は、まず最初に残っているオイルを抜き取ることが必要です。それには上抜きと下抜きという方法があるのですが、前者はプロ向けですので、一般の人は後者の方が良いでしょう。車体をジャッキアップして、ドレンボルトを取り出してオイルを抜き取るやり方です。
次に、ドレンボルトという蓋に新しいドレンパッキンを装着し、その後で新しいオイルを注入することになります。
オイルレベルゲージを確認して量が適切かどうかを確認し、最後にキャップを締めて終了です。